難聴の方に聞き取りやすい話し方
難聴の方に聞き取りやすい話し方
難聴の人は相手の言葉をうまく聞き取ることができません。ですから、「え、なんて言ったの?」と聞き返してしまうことがあります。数回で聞き取れる場合もありますし、何度聞いてもさっぱり聞き取れない場合もあります。それでは会話がいつまで経っても進まずお互いに疲れてしまいますよね。そこでこのページでは、難聴の方との上手な話し方のコツをご紹介します。難聴の方やお年寄りの方との会話でぜひ実践してみてください!
- ゆっくり話そう!
普段の会話でも早口な人の話しは聞き取りづらいですよね。難聴の方は「聞き取る」ということがとても大変です。ですから、早口でバーッと話すよりも確実に伝わるようにゆっくり話す方が良いでしょう。そうすることで大事なこともしっかりと伝わるはずです。
- ゆっくり話すときの注意点
ゆっくり話せばいいからと言って一文字一文字区切って話すのは良くありません。何故かというと、一文字ずつ区切って話すとどこか一箇所でも聞き取れなかった場合、話の内容がまったくわからなくなってしまうからです。区切るのなら文節や単語の方が良いでしょう。
例えば、「良い天気ですね」と言いたい場合。「い い て ん き で す ね」と区切るのではなく、「良い 天気 ですね」と区切ってゆっくり話した方がどこかが聞こえなくても前後の単語で話の内容がわかります。
- 表情も大切!
話し方だけでなく、表情も大切です。ムスッとした顔をしていては楽しく会話をすることはできません。そんなギスギスした雰囲気だと、聞き取れなかった言葉があっても難聴の方は聞き返すことができなくなってしまいます。ニコニコと笑うだけで雰囲気もほぐれ、お互いにリラックスして会話を楽しむことができますよ。
このように、ゆっくりと話すことや笑顔でいることも大切ですが、「どうしたら聞き取りやすいか」ということを相手の立場になって考えることがなにより大切です。思いやりを持ってコミュニケーションを楽しんでくださいね。
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